VAIO type Uを改造したいなぁ
はじめに
VAIO type Uっていうパソコン、知っていますか?

かっこよくないですか?
これ、画面がスライドするんです!

とってもとっても素晴らしい機種なんですが、一つ問題があります。
めちゃくちゃ古くて実用に耐えない!
スペック
私が持っているのは、VGN-UX90PSという黒い機種です!
あとVGN-UX70とUX50を灰色の機種を1台ずつですね。(運良く埼玉県のハードオフでバッテリー3つ込みで売ってたんです。)
Windows XP世代のやつですね。
Sonyの公式ページhttp://www.vaio.sony.co.jp/Products/UX1/lineup.htmlCPUがCore Solo U1300ってやつで、メモリは512MBです!
…うん!あまりにも低スペック!
多分発売された2006年当時でも限定的な性能だったんでは。
これまでにやってきた改造
一応、使えるように手をちらほら加えてきました。
液晶交換!
VGN-UX90PS(黒色)はメルカリで入手したんですが、液晶がなんか異常を起こしていたので、相場より安く手に入れられました。
液晶異常なんて修理できるの?と思った皆さん。
ご安心ください!

安心と信頼のAliexpressに(なぜか)売っています。
私が購入したのは3年前くらいなんですが、未だに在庫がなくなる気配がありません。
安泰ですね。
VAIO type Uに使われている液晶の型番は、SHARP製の LS045W1LA01 みたいです。
もし欲しい人がいたら、この型番を検索すればすぐにゲッツできるでしょう!
VAIO type Uの液晶交換手引きhttps://nokian1865.wordpress.com/2019/05/30/vaio-type-u-lcd-exchange/上のサイトを参考に、液晶交換を行いました。
(交換したあとに起動したら、前の持ち主の写真なのか、キッ◯ニアでの写真が残っているのが見れちゃいました。ちゃんと消しておこうよ。)
ちなみに
余談です。
この LS045W1LA01 っていう型番の液晶、色々調べたんですが、VAIO type Uにしか採用例が見当たらないんですよね。
4.5インチの1024×600なんて解像度、滅多に見かけません。
液晶製品の情報サイトにもデータシートはありませんし。
LS045W1LA01の情報https://www.panelook.com/LS045W1LA01_Sharp_4.5_LCM_parameter_12665.html色々調査したら、当時のSonyとSHARPが条件をすり合わせて作った特注品なんじゃないかなという結論に至りました。
(ほんと独自路線突っ走るな、在りし日のSonyは)
このパネルを開発した?翌々年、2008年6月ごろは5インチで1024×600の製品が発表されているみたいです。
LQ050W1LA0A という型番で仕様もかなり似通っているので、多分SHARPは4.5インチの液晶は売れないと判断したんじゃないですかね。(妄想)
| LS045W1LA01 | LQ050W1LA0A | |
|---|---|---|
| サイズ | 4.5インチ | 5.0インチ |
| 解像度 | 1024×600 | 1024×600 |
| TFT技術 | CG-Silicon | a-Si TFT |
| 表示モード | Normally Black | Normally White |
| 輝度 | 約200cd/m² | 約350cd/m² |
| コントラスト | 約300:1 | 約450:1 |
| 色 | 262K・6bit | 262K・6bit |
| バックライト | WLED | WLED |
以上、余談でした。
大容量SSD化
これは結構先駆者様がいました。
SONY VAIO type U「VGN-UX90PS」のSSD交換で蘇生を試みるhttps://hermitage-netaudio.com/sony-vaio-type-u-vgn-ux90ps_1/UX90にSSDをいれる!https://deme.jp/wing/vol047/demeshin/UX90SSD.htmVAIO type Uは、SSDとかHDDをつなげるのにZIF接続なんていう(現代ではほぼ絶滅した)規格を使っています。
これを交換する手段は、現状2つです。
・ 1.8インチZIF接続のSSDを探してくる(難易度高) ・ ZIF→mSATA変換基板とMSATA SSDを使う(難易度低)
…2つって書いてますが、実質1択ですね。
変換基板はわりかし安く買えます。

私もこの基板を買って使ったのですが、Amazonのレビュー通り、認識に手間がかかりました。
VAIO type U側のケーブルに、カプトンテープを重ねて貼って厚さを出すことで認識したので結果オーライですかね。
mSATA SSDは、もう有名メーカーは販売してませんが、中華の謎メーカーはぼちぼち売っているみたいです。
私はZheinoっていう聞いたことないメーカーの物を使いましたが、今のところ問題なく動作しています。
(私が買った頃は2400円くらいでしたが、半導体不足の煽りを受けて、最安6000円くらいにまで高騰しているみたいです…)
Linux化
古い低スペック端末を手に入れたら、一度は試みること。
それはLinux化ですよね!
ですが、この端末には大きな制約があります。
CPUが32bitなんです。
なので64bit OSは動かせないんですよねぇ。
まぁでもLinuxなら32bitでもメンテされているのがいくつかあるので、試してみました。
・ antiX 32bit ・ Debian 12 i386
antiXはGUIでインストール、DebianはCUIでインストールしました。
さすが軽いですね!
ただ、antiXの方は実用上どうしても見過ごせない大きな問題を抱えていました。
スティックポインターの押し込みをクリックと認識する機能がオフにできない!
この問題は、2013年頃のPuppy Linuxフォーラムでも議論されていたみたいですが、残念ながら解決できなかったみたいです。
動作報告 VAIO type U (VGN-UX90S)https://sakurapup.com/forum1/viewtopic.php?t=2389暫定的な解決方法として、そもそも左クリックをオフにしてしまう、という荒業がありました。
が、左クリックは必須レベルの操作なので、中クリックか右クリックかどちらかを犠牲にして入れ替える必要がありました。
…めんどくせ~。Windows XPで一番快適だからええやん。
Debianの方はCUIなので特に問題は起きませんでした。
VAIO type UにRaspberry Piとか組み込みたくね?
この機種、性能は低いんですけど、本当に筐体はかっこいいんです…。

そりゃ似たような機構を備えた機種は、後年発売されていますよ?
でもなんかサイズ感がコレジャナイ感。
言語化できないけど、なんかピンとこない感がします。

…かっこいいんですけどね?
でもVAIO type Uと比べるとどうしても。
改造してスペックアップしてやろうぜ
何度も分解しているうちに、ふとこんな発想が浮かんできます。
さらにチャッピーとかに聞いてみると、彼はこんな資料を探してきました。
VGN-UX230P SERVICE MANUAL BOARD REPAIR
これは、マザーボードのサービスマニュアル。
しかも部品やコネクタ情報が満載で、ピン番号とその用途までまとめられたPDFだったのです!
(思いっきり「Sony Confidential」って書いてあるけど、どっから流出したんだよ)
権利的に問題があるので、URLなどは共有しません。
気になる人はチャッピーとかに聞いてみてください。多分探してくれます。
で、どんな部品を使っていたの?
こんな感じ。まずコネクタ。
| コネクタ | 図面記載 / 候補 | 役割 | 調達 |
|---|---|---|---|
| CN60 | JST BM02B-SRSS-TB、2極 | ファン | 現行情報が確認 |
| CN3000 | Hirose FH29-70S-0.2SHW、70極、0.2 mm | キーボード、左右サブ基板、ポインター、無線・MS Duo等 | FH29 70極品が現行候補 |
| CN3100 | Panasonic AXK780527G、80極、0.4 mm | IDE/HDD、USB等 | 廃番 |
| CN3200 | Panasonic AXK5S40347YG、40極、0.5 mm | LCD/LVDS、バックライト、タッチ、カメラ、指紋、スピーカー | 製品情報に掲載。 |
| CN3400 | Hirose FH29-80S-0.2SHW、80極、0.2 mm | CF、WAN/SIM等 | |
| CN3500 | Panasonic AXK780527G、80極、0.4 mm | ドック用電源、映像、USB、PCIe、音声等 | 廃番 |
| CN4800 | UNION-MACHINERY X050831MT-01、7極 | バッテリー | |
| CN5030 | JST SM02B-SRSS-TB、2極 | バックアップ電池 | |
| CN5500 | Hirose DF12B-30DS-0.5V、30極 | デバッグ | 後継指定DF12NB-30DS-0.5V(51) |
| CN5520 | JST 28FLT-SM1-TB、28極 | ITPデバッグ | 基板上に実装されない |
いや~案外現実的じゃないか?
他にもこのPDFには、電源を入れたときのシークエンスだとか、各コネクタのピンアサインだとか、マザーボードの簡単な回路図とかが載っていました。
改造できそうだなぁ。
乗っけるならRaspberry Pi?

Raspberry Piには、Compute Moduleっていう組み込み機器向けの製品があります。
これを自作の基板に搭載して、VAIOに取り付けて、動いている姿…ロマンがありますね。
これから
とはいえ。
多分この計画、膨大な日数とお金と熱意が必要なんですよねぇ。
やりたいんですけど、知識と経験と財力が足りません…。
この記事はシリーズ化したいんですが、次の記事は果たして出るのか…?
まぁ気長に待っててくださいや。
それでは。
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